40代になると、「自分の体臭、大丈夫だろうか?」 と気になることが増えてくる。
若い頃は気にしていなかった汗やニオイが、ふとした瞬間に気になるようになった…そんな経験はないだろうか?
体臭といえば加齢臭を思い浮かべるかもしれないが、意外と見落としがちなのが ワキガ だ。
ワキガは「自分では気づきにくい体臭」のひとつであり、周囲には伝わっているのに本人は無自覚 というケースも少なくない。
しかし、ワキガは正しい知識と対策を知っていれば、しっかりコントロールできるものだ。
このページでは、ワキガの原因・セルフチェック・効果的な対策法を解説する。
さらに、本当に効果のあるワキガ専用デオドラント や、手術・クリニック治療 の選び方についても紹介していく。
「もしかして自分も…?」と思ったら、まずはワキガのセルフチェック から試してみよう。
ワキガのセルフチェック
ワキガは 「自分では気づきにくい体臭」 のひとつだが、いくつかの特徴をチェックすれば、自分がワキガ体質かどうかを判断できる。
- 耳垢が湿っている
ネチョネチョした耳垢なら要注意 - シャツの脇部分が黄ばむ
汗に色がつくのはワキガの特徴 - 脇毛の量が多い&太い
アポクリン腺の量が多い可能性 - 両親・祖父母にワキガ体質の人がいる
ワキガは遺伝しやすい - 脇汗が多く、汗のニオイが強い
普通の汗とは違うツンとしたニオイ - 肉・乳製品中心の食生活をしている
動物性脂肪がニオイを強くする
0〜2個 | → | ほぼ問題なし 通常の制汗剤でOK |
3〜4個 | → | 軽度ワキガ 専用デオドラントを検討 |
5個以上 | → | ワキガの可能性大! デオドラント+治療を検討 |
セルフチェックのポイント
ワキガは遺伝的な要因が大きいが、食生活やストレスなどの環境要因によっても悪化する。
また、汗の量が多い=ワキガではないので、必ず「ニオイの質」を確認することが大切だ。
「もしかしてワキガかも…?」と感じたなら、まずは正しいデオドラントケアから始めてみよう。
次は、ワキガの原因について詳しく解説していく。
ワキガの原因とは?
「汗をかくとニオう」=「ワキガ」だと思っていないだろうか?
実は、ワキガのニオイの原因は「汗」そのものではない。ワキガの独特なニオイは 「汗 × 菌」 の組み合わせによって発生する。
ワキガのメカニズム
汗を出す汗腺には、「エクリン汗腺」 と 「アポクリン汗腺」 の2種類がある。
ワキガのニオイは 「アポクリン汗腺」 が関係している。

種類 | 特徴 | ワキガとの関係 |
---|---|---|
エクリン汗腺 | 体温調節のために汗を出す ほぼ全身にある 汗の99%が水分 | サラサラの汗で、ほぼ無臭 |
アポクリン汗腺 | ワキ・耳・陰部に多い タンパク質・脂質・アンモニアを含む ストレスや興奮で汗が出る | 汗が菌に分解され、ワキガ臭の原因となる |
- アポクリン腺 から分泌される汗には タンパク質・脂質・アンモニア などが含まれている
- 皮膚の常在菌 が、この汗を分解・発酵する
- その結果、ツンとした強いニオイ が発生する
つまり、ワキガ臭を抑えるには、
- アポクリン汗腺の汗を減らす(制汗・治療)
- 汗をエサにする菌を増やさない(殺菌・ケア)
この2つが重要だ。
ワキガを悪化させる3つの要因
ワキガのニオイを強める要因は 遺伝だけではない。日常の生活習慣も大きく影響する。
遺伝(ワキガは生まれつきの体質)
-
両親のどちらかがワキガ
→ 50%以上の確率で遺伝 -
両親ともにワキガ
→ 80%以上の確率で遺伝 -
耳垢が湿っている人はワキガの可能性が高い
アポクリン腺が多いため
食生活(動物性脂肪がニオイを強める)
- 肉・乳製品・揚げ物が多い食生活は アポクリン腺を活発化 させる
- アルコール・刺激物も 汗腺を刺激し、ニオイを強める
- おすすめの食事
-
野菜・大豆製品・発酵食品(腸内環境を整える)
ストレス(精神性発汗によるワキガの悪化)
- 緊張すると脇汗が増える「精神性発汗」がある
- ストレスによる汗はニオイが強くなりやすい(皮脂やアンモニアを多く含む)
- 対策
-
適度な運動・リラックス習慣(ストレスを減らす)
まとめ
ワキガの原因は「アポクリン腺」+「菌の繁殖」+「生活習慣」 だ。ニオイを抑えるためには、正しいケア+生活改善 が必要になる。
次は、「ワキガのレベル別対策」 について詳しく解説していく。軽度ならデオドラントでOKだが、中度以上なら治療も視野に入れよう。
ワキガのレベル別対策
ワキガの対策は「軽度・中度・重度」によって異なる。自分のワキガのレベルを知り、最適な対策を選ぶことが大切だ。
軽度ワキガ
ワキガのニオイが気になるものの、強烈な臭いではないなら「軽度ワキガ」に分類される。
この場合、手術や治療をしなくても、適切なケアで十分に対策可能だ。
特徴
- 脇汗の量は普通〜やや多め
- ニオイはそこまで強くないが、汗をかいた後に気になることがある
- シャツの黄ばみはほぼない or うっすらある
対策
- ワキガ専用のデオドラントを使う
-
- 普通の制汗剤ではワキガ臭を抑えきれない
- 「塗るタイプ」のデオドラントなら長時間ニオイをブロックできる
- 脇毛の処理をする
-
- できれば 脱毛 or 短くカット するのが理想
- 除毛クリームやヒートカッターを使うのもおすすめ
- 抗菌作用のある石鹸・ボディソープを使う
-
- 「殺菌効果」のあるものを選ぶと菌の繁殖を防げる
- 石鹸ならミョウバン配合がおすすめ
中度ワキガ
軽度よりもニオイが強く、市販のデオドラントだけではカバーしきれない場合は「中度ワキガ」だ。
このレベルになると、クリニックでの治療(ボトックスやミラドライ)も選択肢に入れるべきだろう。
特徴
- 汗をかくとワキガ臭がハッキリ分かる
- 夏場や運動後に特にニオイが気になる
- シャツの黄ばみがはっきりと出ることがある
対策
- デオドラントは高濃度のものを使用
-
- ワキガ専用の医薬部外品デオドラントを使う
- クリームタイプ or ロールオンがベスト
- ボトックス注射を検討する
-
- 脇にボトックスを注射すると汗の分泌が減る(効果3〜6ヶ月)
- 手軽にできるが、定期的な施術が必要
- ミラドライ or ビューホットを検討
-
- ミラドライ:マイクロ波で汗腺を破壊(効果半永久的)
- ビューホット:高周波で汗腺を破壊(再発リスク低め)
- 「手術は避けたいが、根本的に治したい人」に向いている
重度ワキガ
「重度ワキガ」の場合は、日常のデオドラント対策だけでは対処が難しくなる。
ニオイが強烈で、周囲にも気づかれている可能性があるため、根本的な治療(手術)が必要になるケースが多い。
特徴
- 脇汗が多く、ワキガ臭が強烈
- 汗をかいていなくてもニオイがすることがある
- シャツの脇部分が毎回黄ばむ or 茶色く変色する
対策
重度ワキガを根本的に治したい場合、以下のような手術法がある。
- 剪除法(反転剪除法)
-
- 皮膚を切開し、アポクリン腺を直接取り除く
- 最も効果が高いが、傷跡が残る可能性あり
- 皮下組織削除法
-
- 皮膚を薄く削り取り、汗腺を除去
- 傷跡が比較的目立ちにくいが、再発リスクがある
- レーザーサクション法
-
- アポクリン腺をレーザーで破壊し、吸引する
- 切らないため、ダウンタイムが短いが効果はやや低め
- 超音波法
-
- 超音波で汗腺を破壊する
- ヤケドや皮膚のダメージのリスクがあるため、慎重に検討する
ワキガ専用デオドラントおすすめランキング
- 市販のデオドラントを使っているけど、効果がイマイチ…
そう感じていないだろうか?
実は、ワキガのニオイを抑えるには「ワキガ専用」のデオドラントを選ぶことが重要だ。
普通の制汗剤では 汗を抑えることはできても、ニオイの原因となる菌の繁殖までは防げない。
ここでは、実際にワキガ対策として高評価のデオドラントをランキング形式で紹介する。
ワキガ専用デオドラントの選び方
デオドラントを選ぶときは、次の3つのポイントをチェックしよう。
- 殺菌・抗菌作用があるか?
-
ワキガ臭の原因は汗ではなく菌の繁殖。殺菌成分入りを選ぶことが重要。
- 持続力が高いか?
-
朝塗って1日中効果が続くタイプが理想。
- 肌に優しいか?
-
刺激が強すぎると肌荒れやかぶれの原因になるため、敏感肌の人は低刺激タイプを選ぼう。
ワキガ専用デオドラントBest3(2025年4月版)
クリアネオ
ワキガ対策の王道。強力な消臭&持続力!
殺菌・制汗のダブル効果で、ワキガのニオイを長時間ブロック。 無香料だから「香りでごまかさず、根本から対策したい」という人にぴったり。クリームタイプなのにベタつかず、さらっと馴染んで使いやすい。アルコールフリーで敏感肌でも刺激を感じにくい処方なのも安心できるポイント。
有効成分 | 「パラフェノールスルホン酸亜鉛」→ 汗を抑えて黄ばみを防ぐ |
殺菌成分 | 「イソプロピルメチルフェノール」→ ニオイの原因菌をブロック |
無香料・低刺激 | アルコールフリーで肌に優しい |
持続力 | 朝塗れば1日OK(個人差あり) |
使用感 | ベタつかず、スッと馴染むクリームタイプ |

持続力抜群!脇に塗るだけで、1日中汗ジミもニオイも気にならなくなりました。
デオシーク
殺菌+保湿で肌に優しくワキガ対策ができる!
ワキガ対策をしながら肌のケアもできる医薬部外品デオドラント。 殺菌・制汗成分に加えて、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分を配合。肌が乾燥しやすい人や、カサつきが気になる人にも使いやすい。無添加処方で、敏感肌でも負担を感じにくいのも嬉しいポイント。
有効成分 | 「フェノールスルホン酸亜鉛」→ 汗を抑えてニオイを防ぐ |
殺菌成分 | 「イソプロピルメチルフェノール」→ ワキガの原因菌を抑える |
保湿成分 | 「ヒアルロン酸・コラーゲン」→ 肌の乾燥を防ぐ |
低刺激 | アルコール・パラベン・合成香料フリー |
使用感 | ジェル状で伸びがよく、肌にスッと馴染む |

保湿はよくわかりませんが、夜までしっかり効きます。
デオナチュレ ソフトストーンW
ドラッグストアで買える手軽なワキガ対策!
スティックタイプで手軽に使える、ワキガ対策の定番アイテム。 汗を抑える成分に加え、ミョウバンによる抗菌・消臭効果もプラス。市販で手に入る中ではワキガ向けに作られており、軽度〜中度の人なら十分な消臭効果が期待できる。価格も手頃で、コスパの良さも魅力。
制汗成分 | 「焼ミョウバン」→ 汗とニオイを抑える |
殺菌成分 | 「イソプロピルメチルフェノール」→ 菌の繁殖を防ぐ |
無香料 | 香りでごまかさず、ニオイの発生を防ぐ |
手軽さ | スティックタイプで塗りやすい |
コスパ | 1本で数ヶ月使えるのでコスパ◎ |

出かける前にサッと塗るだけで安心できる。
完治を目指すなら手術
ワキガ専用のデオドラントなら、軽度〜中度のワキガなら十分に効果がある。しかし、デオドラントはあくまで「ニオイを抑えるための対策」だ。
「デオドラントでごまかすのではなく、根本から治したい」と思うなら、手術が唯一の選択肢 となる。
ワキガ専用のデオドラントなら、相当な重度のワキガでない限り効果があるはずだ。
ただし、手術には料金・痛み・ダウンタイム・傷跡・再発リスクなど、不安要素も多い。
ここでは、ワキガ手術の種類と特徴、メリット・デメリットについて詳しく見ていこう。
ワキガ手術の種類と特徴
ワキガ手術には、大きく分けて6つの方法がある。クリニックごとに名前や手法の違いはあるが、基本的にはこの6種類のいずれかをベースにしている。
剪除法 | 皮下組織削除法 | 皮下組織削除法 | マイクロレーザー法 | レーザーサクション法 | 超音波法 | |
---|---|---|---|---|---|---|
費用 | 20~40万円 | 20~30万円 | 15~30万円 | 20~40万円 | 20~40万円 | 25~35万円 |
保険適用 | 5万円程度 | ありなし | なし | なし | なし | なし |
手術時間 | 60~90分 | 60~120分 | 30分 | 40分 | 40~60分 | 30分 |
入院 | 不要 | 3日程度 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
休養 | 1週間 | 2~3週間 | 1週間 | 1週間 | 1週間 | 1週間 |
傷跡 | 目立つ | 目立たない | 目立たない | 目立たない | 目立たない | 目立たない |
効果 | ||||||
再発リスク | ||||||
多汗 |
剪除法(せんじょほう)
脇の下に4~5cmの切れ目を入れ、皮膚を裏返し、クーパーと呼ばれるハサミ状の器具を使って 目視でアポクリン汗腺を取り除く方法。反転剪除法とも呼ばれる。
- メリット
-
- 医師が目で確認しながら汗腺を除去するため、最も効果が高い
- 保険が適用されるクリニックも多く、比較的安価で受けられる
- デメリット
-
- 医師の腕に左右される(まばらに汗腺が残る可能性あり)
- 傷跡が残りやすい(完全に消えるまで時間がかかる)
- 術後3日間は固定が必要、内出血の跡が3〜5ヶ月ほど残る
手術時間 | 60~90分 |
費用 | 20~40万円 (保険適用で5万円程度) |
入院 | 不要 |
ダウンタイム | 1週間程度 |
皮下組織削除法
脇の下に2~4cmの切れ目を入れ、特殊なローラーを装着した器具を使って 皮膚内部の組織を均一に掻き取る方法。
- メリット
-
- アポクリン汗腺だけでなく、エクリン汗腺や皮脂腺も除去できる
- 傷跡が比較的小さく、目立ちにくい
- デメリット
-
- 目視で確認できないため、再発リスクがある
- 皮膚が薄くなることで、手術跡が黒ずむ可能性がある
- 保険適用なし
手術時間 | 60~120分 |
費用 | 20~30万円 |
入院 | 3日程度 |
ダウンタイム | 2~3週間程度 |
皮下組織吸引法
脇の下に数mmの小さな穴を開け、細い管を差し込んで アポクリン汗腺を吸い取る方法。
- メリット
-
- 傷跡がほぼ残らない
- 術後の痛みが少なく、回復が早い
- デメリット
-
- アポクリン汗腺を完全に取り除けないため、再発リスクが高い
- 多汗症には効果がない(エクリン汗腺を除去できない)
- 保険適用なし
手術時間 | 30分程度 |
費用 | 15~30万円 |
入院 | 不要 |
ダウンタイム | 1週間程度 |
マイクロレーザー法
脇の下に3mmほどの切れ目を入れ、特殊な治療器を挿入してレーザーを照射し、アポクリン汗腺とエクリン汗腺を破壊する方法。
- メリット
-
- 多汗症にも効果がある
- 傷跡がほぼ目立たない
- 術後の痛みが少ない、回復が早い
- デメリット
-
- 剪除法に比べると効果が低い
- 汗腺が完全に破壊されず、再発リスクが高い
- 保険適用なし
手術時間 | 30分程度 |
費用 | 15~30万円 |
入院 | 不要 |
ダウンタイム | 1週間程度 |
レーザーサクション法
脇の下に3mmほどの切れ目を入れて、特殊な治療器を挿入してレーザーを照射し、アポクリン汗腺を吸引してエクリン汗腺を破壊する方法(皮下組織吸引法+マイクロレーザー法)。
- メリット
-
- 多汗症にも効果がある
- 傷跡が目立たず、ダウンタイムが短い
- 比較的効果が高い
- デメリット
-
- 剪除法よりは効果が劣る
- 汗腺が完全に除去できず、再発リスクがある
- 保険適用なし
手術時間 | 40~60分 |
費用 | 20~40万円 |
入院 | 不要 |
ダウンタイム | 1週間程度 |
超音波法
脇の下に数mmの小さな穴を開け、超音波発生器を使って汗腺を破壊する方法。
- メリット
-
- 多汗症にも効果がある
- 傷跡が目立たない、回復が早い
- デメリット
-
- 剪除法より効果が低い
- ヤケドのリスクがある
- 組織内水腫のリスクがある
- 汗腺が完全に除去できず、再発リスクがある
- 保険適用なし
手術時間 | 30分 |
費用 | 25~35万円 |
入院 | 不要 |
ダウンタイム | 1週間程度 |
まとめ
こうして見ると、ワキガ手術はどれも一長一短ということがわかる。
-
確実に治したい、再発リスクを減らしたい
→ 剪除法 -
傷跡をできるだけ小さくしたい
→ 皮下組織削除法・レーザーサクション法 -
ダウンタイムを短くしたい
→ 超音波法・マイクロレーザー法
どの手術も再発のリスクがあるが、再発したとしても手術前よりワキガ臭は軽減する。
ワキガ手術以外の治療
- 手術はしたくない…でも、デオドラントだけでは不安
そんな人に向けて、クリニックで受けられるメスを使わない治療もある。代表的な治療法は、次の4つ。
-
ボトックス注射
一時的に汗を止める -
電気凝固法
毛穴に電流を流し、汗腺を焼く -
ミラドライ
マイクロ波で汗腺を破壊 -
ビューホット
高周波で汗腺を破壊
治療法 | 費用 | 効果 | 持続期間 | ダウンタイム |
---|---|---|---|---|
ボトックス注射 | 3〜15万円 | 汗を止めるが、ニオイにはやや弱い | 3〜6ヶ月 | なし |
電気凝固法 | 8〜15万円 | 軽度のワキガには有効 | 数年(複数回必要) | なし |
ミラドライ | 30〜40万円 | 中程度のワキガに有効 | 半永久的(再発リスクあり) | 1週間 |
ビューホット | 30〜40万円 | 効果が高いが、個人差あり | 半永久的(再発リスクあり) | なし |
ボトックス注射
無毒化したボツリヌス菌をワキに注射し、一時的に汗を止める方法。
ワキ汗を抑えることで ニオイの発生を防ぐ 効果もあるが、直接アポクリン汗腺を除去するわけではない ため、ワキガが完全になくなるわけではない。
- メリット
-
- 手軽に受けられ、ダウンタイムなし
- 注射後すぐに効果を感じられる
- デメリット
-
- 効果は3〜6ヶ月で切れるため、継続的に受ける必要がある
- ニオイを完全に消すわけではない
料金 | 3~15万円 |
持続期間 | 3~6ヶ月 |
施術時間 | 10分 |
痛み | 注射の痛みのみ |
傷跡 | なし |
ダウンタイム | なし |
電気凝固法
絶縁針を毛穴に挿し、高周波で汗腺を焼く方法。
1回の施術で全ての汗腺を破壊するのは難しいため、複数回の施術が必要 になる。脇毛の永久脱毛効果もあるので、ワキ毛をなくしたい人には一石二鳥。
- メリット
-
- 軽度のワキガには十分な効果
- 傷跡が残らず、当日から運動・入浴OK
- ワキ毛の永久脱毛もできる
- デメリット
-
- 重度のワキガには効果が弱い
- 多汗症に効果はない
- 1回では効果が不十分で、3〜4回受ける必要がある
- 保険適用なし
料金 | 8~15万円/回 |
施術時間 | 30~60分 |
痛み | なし(麻酔使用) |
傷跡 | なし |
ダウンタイム | なし |
ミラドライ
マイクロ波を照射し、アポクリン汗腺とエクリン汗腺を破壊する方法。
ワキガと多汗症の両方に効果がある のが特徴。ただし、完全に汗腺がなくなるわけではなく、効果に個人差がある。
- メリット
-
- メスを使わず、傷跡が残らない
- 多汗症にも効果がある
- デメリット
-
- 1回では不十分なことがあり、2回の施術が必要なケースも
- 再発する可能性がある
- ダウンタイムがある(約1週間)
- 保険適用なし
料金 | 30~40万円/回 |
施術時間 | 120分 |
痛み | なし(麻酔使用) |
傷跡 | なし |
ダウンタイム | 1週間程度 |
ビューホット
高周波(RF)を照射し、アポクリン汗腺とエクリン汗腺を破壊する方法。
ミラドライと似ているが、より深い部分の汗腺にアプローチできるとされている。
- メリット
-
- 再発しにくいと言われている
- 脇以外(デリケートゾーンなど)にも適用可能
- ダウンタイムなし
- デメリット
-
- 医師の技術に左右される
- 針の跡が数週間〜1ヶ月ほど残ることがある
- 完全に汗腺を除去できるわけではない
料金 | 30~40万円/回 |
施術時間 | 20分 |
痛み | なし(麻酔使用) |
傷跡 | 針の跡がしばらく残る |
ダウンタイム | なし |
まとめ
-
とにかく手軽に汗を抑えたい
→ ボトックス注射 -
軽度のワキガ+ワキ毛もなくしたい
→ 電気凝固法 -
メスを使わず、半永久的な効果を狙いたい
→ ミラドライ or ビューホット -
手術は避けたいが、より確実な治療がしたい
→ ビューホット
ワキガのレベルやライフスタイルに合わせて、最適な治療法を選ぼう。

【まとめ】あなたに最適なワキガ対策とは?
ワキガ対策には、自分のレベルに合った方法を選ぶこと が大切だ。ここでもう一度、対策を振り返ってみよう。
- 軽度ならデオドラント+脇毛処理+抗菌石鹸
- 中度ならデオドラント+ボトックスorミラドライ
- 重度なら手術も検討(剪除法・レーザー治療など)
「どれを選べばいいか迷う…」という人は、まずワキガ専用デオドラントを試してみるのがいいだろう。
デオドラントだけでは物足りないと感じたら、クリニックでの治療も検討しよう。
- セルフチェックで自分のワキガレベルを確認
- まずはデオドラントで対策(軽度なら十分効果あり)
- より強力な対策が必要なら、クリニック治療を検討
- 根本的に治したいなら、手術という選択肢もある
ワキガ対策は「早く始めるほど効果的」だ。気になった今が、改善のチャンス。
悩んでいるだけでは何も変わらない。大切なのは、「今できることから始める」こと。
ワキガは、正しく対策すればコントロールできる。今日から、一歩踏み出そう。